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富士ソフト、マルチキャリア対応のUSBデータ通信端末「+F FS040U」

+F FS040U

 富士ソフト株式会社は、USBドングルタイプのデータ通信端末「+F FS040U」を2018年1月9日に販売開始する。現行機「+F FS020U」の機能向上版で、マルチキャリア対応などの強化を行っているという。

 FS040Uは、Windows端末で利用可能なUSB接続のデータ通信端末。現行のFS020UはNTTドコモの周波数のみに対応していたが、FS040Uはマルチキャリア対応となり、LTEはNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの周波数を、3GはNTTドコモとソフトバンクの周波数をサポートしている。

 接続方式は、従来の専用ドライバ/ツールを利用し、設定情報をPC側に保持するセキュアな接続モードに加えて、APN自動設定機能を持ち、SIMカードを挿入するだけで利用できる簡単接続モードを搭載した。簡単接続モードでの設定はWebブラウザを利用するため、専用ドライバのインストールは不要。設定情報は本体に保存される。

 なお、モバイルデバイスの直接遠隔管理を可能とするクラウドサービス「+F MDM」にも、今後対応する予定とのこと。

 富士ソフトでは、モバイルワークでの利用や固定回線の代替のほか、デジタルサイネージのデータ受信、POSレジのデータ送信、車載DVRのデータ連携といった用途でも利用可能としている。

 PC接続用の端子はmicroUSB(USB 2.0)で、LTE対応SIM(microSIM)で利用できる。対応OSはWindows 7以降。

 最大通信速度は、LTEの受信時最大150Mbps、送信時最大50Mbps。3Gでは、受信時最大42Mbps、送信時最大5.76Mbpsとなる。

 重量は約39g、サイズは約95.0×約32.0×約12.2mm(USB接続部分収納時、高さ×幅×厚さ)。