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TIS、クラウド型CTIを提供するコムデザインへ出資

 TIS株式会社は7日、クラウド型CTIサービスなどを手掛ける株式会社コムデザインに出資したと発表した。

 コムデザインは、企業のコンタクトセンターやサポートセンター向けに自社開発した技術をベースとして、クラウド型コンタクトセンター基盤「CT-e1/SaaS」を開発し、サービス提供を行っている。

 一方のTISでは、電話とWebを連携するオリジナルサービスの展開や、コールセンター部門向けのCTI、CRMやFAQシステムなどを提供しており、この取り組みの中で、2011年からCT-e1/SaaSを代理店として取り扱ってきた。近年は要望が高くなったCTIのクラウド化と、多様な適用形態へのニーズに対応するため、コムデザインとより密な協業・連携が必要との判断から、出資に至ったという。

 なお同社は、2016年にベンチャー企業への投資を行う「コーポレートベンチャーキャピタル」(以下、CVC)を設立しており、今回はCVCを通じての出資になる。

 TISでは、統合型マーケティング基盤「TIS MARKETING CANVAS」において、顧客接点(チャネル)を強化するラインアップとしてCT-e1/SaaSを追加し、ほかのソリューションとも連携させることで、より付加価値の高いサービス提供を目指す考えだ。

TIS、クラウド型CTIを提供するコムデザインへ出資 コムデザインの「CT-e1/SaaS」全体図
コムデザインの「CT-e1/SaaS」全体図