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エッジコンピューティング領域のソフトウェアプラットフォーム「Edgecross」仕様策定などを目的にコンソーシアム設立
アドバンテック、オムロン、NEC、日本IBM、日本オラクル、三菱電機の6社が合意
2017年11月6日 16:47
アドバンテック株式会社、オムロン株式会社、日本電気株式会社(以下、NEC)、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)、日本オラクル株式会社、三菱電機株式会社の6社は6日、日本発のオープンなエッジコンピューティング領域のソフトウェアプラットフォーム「Edgecross」の仕様策定・普及推進を目的とした「Edgecrossコンソーシアム」を設立すると発表した。
Edgecrossは、企業・産業の枠を超え、コンソーシアム会員がともに構築し、FA・ITとの協調を実現する、オープンな日本発のエッジコンピューティング領域のソフトウェアプラットフォーム。
生産現場に近い場所でデータ分析・診断することで生産現場へのリアルタイムなフィードバックを実現。生産現場の膨大なデータを階層化、抽象化して管理できるため、人およびアプリケーションによるデータ活用が容易。生産現場をモデル化し、多種多様なアプリケーションをエッジコンピューティング領域で活用、生産現場のあらゆるデータを収集、FAとITシステムのシームレスな連携、産業用PC上で動作するといった特徴を備える。
コンソーシアムでは、企業・産業の枠を超え、エッジコンピューティング領域を軸とした新たな付加価値創出を目指し、グローバルで需要が高まっているIoT化や、日本政府が提唱する「Society 5.0」と、Society 5.0につながる「Connected Industries」の活動に寄与するとしている。
当初のコンソーシアム活動内容は、Edgecrossの仕様策定・普及推進や、企業・産業の枠を超えた賛同企業が協力と協働を行う場の提供などで、今後はグローバルでの活動も含め、製造業のほかさまざまな産業への適用拡大を目指す。
コンソーシアムは11月29日に設立予定で、11月29日~12月1日に東京ビッグサイトで開催される「システムコントロールフェア2017」に出展する。今後は、2018年1月17日~19日に東京ビッグサイトで開催される「スマート工場EXPO」に出展し、2018年春にはEdgecrossの発売とマーケットプレイスの運用開始を予定する。