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ネットアップ、オールフラッシュストレージ「NetApp EF570」など新製品を発表

 ネットアップ株式会社は26日、オールフラッシュストレージ製品「NetApp EF570」と、ハイブリッドストレージ製品「NetApp E5700」、およびビッグデータ分析向けの新たなソフトウェアを発表した。

 NetApp EF570は、ビッグデータ分析や科学分野などで利用されるテクニカルコンピューティング、ビデオ監視など、高いパフォーマンスを必要とするワークロード向けに設計されたオールフラッシュSANストレージ。

 2Uのコンパクトな筐体に、物理容量367TBのフラッシュを搭載したモジュール形式を採用し、最大1.8PBまで拡張可能。100マイクロ秒未満の低レイテンシと、100万IOPSの性能を備え、アプリケーションの応答性の向上と分析の高速化を実現した。

 NetApp E5700シリーズは、パフォーマンスの高速化と密度の向上を実現した、企業向けアプリケーションに適したハイブリッドSANストレージ。2Uまたは4Uの筐体で、高いIOPSと100マイクロ秒未満の低レイテンシを実現する。

 E5700とEF570はどちらも、32Gbpsのファイバーチャネル、25GbpsのiSCSI、100GbpsのInfiniBand、12GbpsのSAS、100GbpsのNVMe over InfiniBandなど、複数の高速ホストインターフェイスに対応する。また、E5700とEF570は、2U製品として初めてNVMeに対応したストレージ製品のひとつになる。

 ソフトウェアについては、「NetApp Converged Infrastructure Solution for Data Analytics」を新たに提供。最新のストレージ、ネットワーク、サーバーのそれぞれのテクノロジーを統合した事前検証済みのリファレンスアーキテクチャーとして提供されるため、データ分析環境を簡単に導入できる。

 また、NetApp EシリーズおよびEFシリーズから、クラウドへの対費用効果の高いバックアップとリカバリを可能にする「SANtricity Cloud Connector」も提供。EシリーズおよびEFシリーズに搭載されるストレージOSの最新版となるSANtricity 11.4には、ロール(役割)ベースのアクセス制御と監査ログなどのセキュリティ機能の拡張、Active Directoryへの対応、外部キー管理機能が新たに搭載され、出荷時にはSANtricity System Managerも付属する。

 E5700とEF570は、2017年第4四半期(10~12月)より、日本国内のネットアップのパートナーを通じて提供を開始する。価格は要問い合わせ。また、ネットアップでは、今回発表した製品を含む最新のソリューションを紹介する年次イベント「NetApp Innovation 2018 ~Change the World with Data~」を、11月30日に東京、12月8日に大阪でそれぞれ開催する。