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富士ソフト、Amazon WorkSpaces向けのアクセス制御機能を提供

 富士ソフト株式会社は26日、Amazon Web Servicesのクラウド型仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」向けに、セキュリティを強化する付加機能を提供すると発表した。

 Amazon WorkSpacesは、AWSのクラウド環境から、Windowsデスクトップ環境を提供するDaaS(Desktop as a Service)。富士ソフトでは今回、Amazon WorkSpaces環境でアクセス認証を行えるアプリケーションを開発し、Amazon WorkSpacesの付加機能として提供する。

 具体的には、Amazon WorkSpacesへのIPアドレスによるアクセス制御を可能にするほか、デバイス固有のIDを発行し、それに基づいてアクセスの可否を制御するといったことも可能になる。これにより、例えば、事前に登録したオフィスの固定グローバルIPアドレスからはAmazon WorkSpacesへのアクセスを許可するとともに、社外からは特定の端末のみアクセスを認める、といった運用が可能になるとした。

 アクセス制御は、Amazon EC2環境に構築するデバイス認証サーバーによって行う仕組みで、富士ソフトでは、そのためのサーバーアプリケーションと、デバイスに導入するクライアントアプリケーションを開発したという。

 このアプリケーションには、初回アクセス時に申請を行い、管理者の承認後にAmazon Workspacesに接続可能にするといった、デバイス承認機能も搭載した。

 なお、こうした認証機能は、Amazon Workspacesを富士ソフトから購入した企業向けに提供するとのこと。富士ソフトでは、Amazon WorkSpacesについて、2019年度末までに5000ライセンスの販売、3億円の売上を目標としている。

富士ソフト、Amazon WorkSpaces向けのアクセス制御機能を提供