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日本ヒューレット・パッカード、「HPE ProLiant for Microsoft Azure Stack」を提供開始

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は26日、オンプレミスでMicrosoft Azureのサービスを可能にする「HPE ProLiant for Microsoft Azure Stack」の提供開始を発表した。価格は3063万2600円(税別)。

 企業やサービスプロバイダーは、HPE ProLiant for Microsoft Azure Stackを活用することで、ヒューレットパッカードエンタープライズ(HPE)のインフラを利用している自社データセンターにおいて、Microsoft Azureと一貫性のあるサービスを実行でき、ハイブリッドIT環境の簡素化が可能になる。

 システム管理ソフトの「HPE OneView」との統合により、Microsoft Azure Stackの導入を簡素化し、ソフトウェアとファームウェアのアップデート管理やシステム状況のモニタリングを容易にしている。また、HPEインフラにより、高負荷のワークロードにも対応する。

 独自のサポートセンターとなる「HPE-Microsoft Azure Stack Innovation Center」を、米国ワシントン州に開設しており、センターではユースケースのテストやPoC(概念実証)デモなど、ハイブリッドクラウド戦略のプランニングが可能。さらに、HPEとMicrosoft Azureの専門家が、導入リスクを軽減するビジネスおよびテクニカルプランニングをサポートする。

 また、HPEはサブスクリプションベースでMicrosoft Azure Stackサービスを提供する唯一のインフラプロバイダーとなり、ハードウェア・保守・運用監視のサブスクリプション提供により、真のハイブリッドクラウドを実現するとしている。

 「HPE ProLiant」およびMicrosoft Azure Stackサービスは、オンデマンドの容量と従量課金ベースの支払いを1つの請求書で可能にする「HPE Flexible Capacityインフラサービス」と組み合わせることが可能。HPE Flexible Capacityは、必要に応じたインフラ規模の増減や、実際の使用量に応じた料金を支払うことで、クラウドのスピードと経済性をオンプレミスで、パブリッククラウドと同等のコストで実現する。