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A10、フローベースの検知機能と高度な自動化によりDDoS対策ソリューション「Thunder TPS」を強化

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は24日、DDoS対策ソリューション「Thunder TPS」を拡張する、高精度なフローベースのDDoS攻撃検知機能「Thunder TPS Detector(以下、Detector)」と、インテリジェントな自動化機能などをサポートする管理アプライアンス「aGalaxy TPS」の新バージョンを、12月から日本市場で提供すると発表した。

 Detectorは、同時提供するaGalaxy TPSのアプライアンス製品「aGalaxy 5000 TPS」上の仮想マシンとして動作させる構成と、既存のThunder TPSアプライアンスの動作モードを検知モードに変更し、Detectorとして動作させる構成で利用できる。

 Detectorは、1秒間に50万のフローを処理することが可能で、他社製品と比較して2倍以上のフローベースのDDoS検知性能を発揮。Thunder TPSアプライアンスの防御モードである「Thunder TPS Mitigator(以下、Mitigator)」およびaGalaxy TPSの管理モジュールと密に連携する。

 A10では、Detector、Mitigator、aGalaxy TPSで構成したフルセットのThunder TPSソリューションにより、IT管理者はいち早くDDoS攻撃を検知して、その攻撃を防御できるようになると説明。Detectorのユーザートラフィック分析によって攻撃が検出されると、aGalaxy TPS管理アプライアンスに通知され、推奨される防御テンプレートがMitigatorに自動設定されるため、攻撃に対して迅速な対策が可能となる。

 また、Thunder TPSソリューションの拡張と合わせて、DDoS攻撃緩和に特化したサポートサービス「A10 DSIRT(A10 DDoS Security Incident Response Team)」の提供を開始する。サービスでは、DDoS攻撃の専門家による24時間364日のサポートにより、DDoS攻撃緩和のための迅速な支援を行う。

 Detectorを搭載したaGalaxy 5000 TPSは、パートナー企業を通じてオープン価格で提供する。A10 DSIRTは、Thunder TPSのGoldサポート費用内で提供する。