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A10、DDoS対策専用アプライアンス「Thunder TPS」の攻撃緩和機能などを強化

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は3日、DDoS対策専用アプライアンス「Thunder TPS」用ソフトの新版「同 リリース 3.1」を国内で提供開始すると発表した。

 「Thunder TPS」は、A10の主力製品であるアプリケーションスイッチ「Thunder ADCシリーズ」のDDoS防御機能をもとに、ネットワーク全体をDDoS攻撃から防御するため、スタンドアロン製品として提供されるアプライアンス。

 今回のソフト新版では、正規表現や拡張されたaFlexコマンドを用いた、プログラム可能なポリシーエンジンを提供する。また、高度なDDoS攻撃緩和機能の追加により、「POODLE」攻撃のような最近発見された攻撃にも対応したほか、レイヤ4-7の詳細な制御を可能にするレートリミット機能を提供する。

 さらに、合計400以上のグローバルカウンター、あて先指定カウンター、振る舞いベースカウンターを利用し、より誤検知の排除できる包括的な検知機能を利用可能。あわせて、可視化機能の強化によって、トラフィックの詳細情報を可視化し、正規および異常なトラフィックパターンを包括的に理解できるようになったとした。

石井 一志