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アライドテレシスとアズビル セキュリティフライデー、ネットワークセキュリティ強化ソリューションを提供

 アライドテレシス株式会社とアズビル セキュリティフライデー株式会社は11日、SDNによるネットワークセキュリティの強化ソリューションを共同で提供すると発表した。アズビル セキュリティフライデーのネットワークセンサー「VISUACT-X」と、アライドテレシスのSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」とを組み合わせて実現する。

 VISUACT-Xは、ITシステム内へ侵入したサイバー攻撃を検知するネットワークセンサー。システム内を流れる膨大な通信の中から、サイバー攻撃だけをリアルタイムに検知し、管理者へ通知する機能を備えている。特徴は、ネットワーク監視型を採用しているため、ほかのシステムに干渉しない点で、インシデントの事後調査に必要となる、管理者レベルのネットワークアクセスを記録する機能も搭載しているという。

 一方、アライドテレシスの「SES」は、SDN/OpenFlow技術によって企業向けアプリケーションとネットワークを連携・連動させることで、ネットワーク運用管理にかかる工数・コストの削減、セキュリティの強化を実現するソリューション。

 今回の連携ソリューションでは、VISUACT-Xにより、悪用されることの多いWindowsの通信プロトコル「SMB」の組織内通信を監視して、サイバー攻撃の検知を図る。もし、サイバー攻撃の感染端末が検知された場合は、管理者が制御指示メールでSESの設定を変更し、被疑端末の通信を遮断、もしくは、VLAN隔離して、被害や内部拡散を防止するとのことだ。