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ネットスプリングの認証アプライアンスサーバ「AXIOLE」、Microsoft Azureに最適化した新製品

 株式会社ネットスプリングは4日、LDAPベースの認証アプライアンスサーバー「AXIOLE(アクシオレ)」ファミリーに、日本マイクロソフト株式会社が提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」に最適化した新製品「AXIOLE for Azure」を発表した。製品の出荷開始は10月17日。価格はオープン。

 AXIOLEは、LDAP、RADIUS認証プロトコルに対応し、認証機能に特化したアプライアンスサーバー製品。Active Directoryや他のLDAPサーバーとの連携機能を標準実装するとともに、ShibbolethやG Suite(旧Google Apps)との外部連携機能をオプションで選択・追加が可能。ハードウェアアプライアンス版のほか、仮想アプライアンス版(Vmware vSphere 対応)もラインアップされる。

 AXIOLE for Azureは、Microsoft Azure環境に最適化した製品として、エントリモデル相当の「AXIOLE エントリパッケージ」と、標準モデル相当の「AXIOLE スタンダードパッケージを提供。ハードウェアによる冗長構成機能を、Microsoft Azure上のHA相当機能に置き換えることが可能となるため、ハードウェアアプライアンス版での冗長構成機のコストが不要となり、Microsoft Azure利用料を含めても、20数%から40数%以上のTCO削減が見込めるとしている。

 特に中小規模の組織においては、AXIOLEの冗長構成機の費用関連の占める割合が高いことから、より顕著な効果が見込めるとして、ネットスプリングでは初年度に10本以上の受注を目指す。