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フリービット、クラウド型スパコンサービス「freebit cloud HANABI」を提供開始

「freebit cloud HANABI」サービスロゴ

 フリービット株式会社は31日、産学・自治体・法人向けのクラウド型スーパーコンピューティングサービス「freebit cloud HANABI(Virtual Super Computing)」の提供を開始した。

 「freebit cloud HANABI(Virtual Super Computing)」は、スパコンの設計・構築・運用をエンジンが自動化し、ウェブUIから使いたい時に使いたい分だけスパコン環境を利用できる、クラウド型のスパコンサービス。

 高速な並列計算処理を実行したい際などに、最速10分でクラウド上にスーパーコンピューター環境を構築でき、不要な際には1クリックですぐにその環境を削除できる。オンプレミス環境で利用している既存のスーパーコンピューターとハイブリッド利用することで、既存環境の一時的な拡張やリソース補填も可能になる。

 スパコンアーキテクトによって設計されたスパコン用テンプレート(HPCCテンプレート)をワンクリックで超高速デプロイし、自動的に構成されるジョブスケジューラ(slurm)やOpenMPIを活用した並列計算処理をすぐに実行できる。顧客の運用に必要なミドルウェアやソフトウェアを組み込んだ専用テンプレートの作成も可能。また、今後提供予定のMicrosoft Azure連携ネットワークサービスを利用することで、大規模データのセキュアな連携も実現可能となる。

 料金体系は、定額の基本料金と、利用時間課金のクラウド利用料の合計となる。料金例は、4ノードクラスタ構成/15日稼働の場合で、基本料金が月額20万円、クラウド利用料が月額22万5000円。

従来のスパコンとの比較