ニュース

日本ユニシス、子会社エス・アンド・アイの一部株式をソフトバンクへ譲渡

Watsonを主軸としたAIビジネスで関係を強化

 日本ユニシス株式会社は12日、子会社エス・アンド・アイ株式会社の保有株式について、その一部(議決権比率43.5%)をソフトバンク株式会社へ譲渡したと発表した。これに伴い、日本ユニシスの保有割合は議決権比率で51.0%となっている。

 日本ユニシスでは、AIのさらなる活用が進む現在、IBM Watson 日本語版を日本市場で展開するソフトバンクをエス・アンド・アイの株主として迎え、3社の協業を進めることによって、エス・アンド・アイのビジネス拡大を図る考えだ。

 なおエス・アンド・アイは今後、これまでに培ってきた技術力に加えて、IBM Watsonを軸に、ビッグデータの分析および利活用の支援サービスを、新たな注力事業として推進するとのこと。

 特に、長年にわたるコンタクトセンターシステムの構築や運用の経験を生かして、カスタマーサービス業務における応対支援や自動化を中心に、AIの活用を支援するとしている。