ニュース

エス・アンド・アイ、IBM Watson Explorerを分析データ容量に応じて利用できる月額サービス

 エス・アンド・アイ株式会社は28日、ビッグデータの探索・分析・可視化を行う日本IBMのソフトウェア「IBM Watson Explorer Advanced Edition」を、分析対象とするデータ量に応じて月額提供すると発表した。10GB単位から利用できる。

 「IBM Watson Explorer Advanced Edition」は、日本IBMが提供しているAIプラットフォーム「Watson」製品群の1つで、文書、メール、SNSのテキスト、コールセンターログなどの大量のテキストデータを収集・検索する機能と、テキストマイニング機能を統合して提供している。

 従来、多くのコンタクトセンターでは、コンプライアンスやクレームなどへの対応を目的にエージェントと顧客との会話データを蓄積・保管していたが、それらのデータを分析・活用し、さらなる顧客対応品質の向上や潜在課題の発見に生かそうとする動きが活発化しているという。

 こうした場合に、より精度の高いマイニングや分析を行うためには、データを適切に整備し、判断の元となる「知識ベース」を生成、学習させ続けることが重要とのこと。定常的な問い合わせから、季節やトレンド、商品などによって、コンタクトセンターに寄せられる顧客の声は日々変化するため、学習し続けることで常に最適な情報提供を可能にする「IBM Watson Explorer Advanced Edition」は、エージェントの応対品質の向上に効果的とした。

 今回、エス・アンド・アイが提供するサービスでは、必要なデータ量に応じて契約できるので、企業は必要に応じて、柔軟に同製品を活用できるようになるとしている。