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S&I、ソフトバンクのLTE通信に対応したタブレット型シンクライアント端末

 エス・アンド・アイ株式会社(S&I)は11日、シンクライアント端末「ThinBoot ZERO」において、レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)のタブレット「ThinkPad 10 for SoftBank」に、Windows Embeddedを搭載したモデルを提供すると発表した。

 ThinBoot ZEROは、レノボからハードウェア供給を受け、シンクライアント専用端末として提供される製品。今回はそのうち、LTE搭載モデル「ThinBoot ZERO with LTE」のラインアップに、ソフトバンクモバイルのLTE通信が可能な、ThinkPad 10 for SoftBankをベースにしたモデルを提供する。これにより、これまで提供してきたNTTドコモとあわせて、通信キャリアを2社から選択できるようになった。

 ThinBoot ZERO Tablet with LTEでは、Windows Embedded 8.1 Industryを起動OSとして採用し、ThinkPad 10が持つ処理能力の高さはそのままに、外出先からでもオフィスと変わらない環境で業務を行えるとのこと。また、大規模なシンクライアント環境での運用管理を支援するため、管理ツールも用意されている。

 CPUにはAtom Z3795(1.59GHz)を搭載するほか、2GBメモリ、64GBのフラッシュメモリを搭載。ディスプレイは1920×1200ドット表示可能な10.1型ワイド液晶で、Micro HDMIやUSB 2.0といったインターフェイスを備えている。通信機能は、SoftBank 4G LTE/SoftBank 4Gと、IEEE 802.11a/b/g/n無線LANが利用可能とのこと。

 サイズは約256.5x177x8.95(W×D×H)mm、重量は610g。約10時間のバッテリ駆動が可能になっている。

 価格はオープンプライス。なお、SoftBank 4G LTE/SoftBank 4Gを利用するためには、別途ソフトバンクモバイルとの契約も必要になる。

石井 一志