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NEC、BPO事業の強化に向け関連グループ会社を再編

 日本電気株式会社(以下、NEC)は16日、就業人口の減少やデジタルトランスフォーメーションの進行を背景としたBPO市場の業務領域の拡がりと高度化に対応するため、BPO事業を手掛けるグループ会社について再編を行うと発表した。

 具体的には、NECネクサソリューションズ株式会社の子会社でBPO事業を行うNECビジネスプロセッシング株式会社と、NECソリューションイノベータ株式会社の子会社で同事業を行うVALWAY121ネット株式会社の2社を、NECグループの業務シェアード会社であるNECマネジメントパートナー株式会社の子会社に、6月20日付けで変更する。

 再編により、NECマネジメントパートナー、NECビジネスプロセッシング、VALWAY121ネットの3社が有する業務ノウハウや業務への先進ICTの適用・運用実績などの経営資源を集約し、より高付加価値で専門性の高いサービスの提供を目指す。

 NECでは、今回の再編により、経営管理や経費最適化をはじめとする経営基盤の強化、マーケティング・プロモーション、多様な人材の活躍を促す環境作りなど、NECマネジメントパートナーが有する組織運営全体を支える幅広い業務の専門知識と、NECビジネスプロセッシングおよびVALWAY121ネットが有するサービス提供ノウハウを融合し、顧客の業務プロセスを最適化することで新たな価値を創造するとしている。

 また、NECのAI技術群「NEC the WISE」や、RPA(Robotic Process Automation、ソフトウェアロボットによる業務自動化)などの業務適用をNECマネジメントパートナーが実践し、その実績を顧客の業務に適用することで徹底的な省力化と高度化を実現するとともに、NECビジネスプロセッシングおよびVALWAY121ネットが提供する顧客向けのサービスにも適用することで、顧客の事業成長に貢献するとしている。