ニュース

アプレッソのデータ連携ソフト「DataSpider Servista」、クラウドストレージ「Box」を正式サポート

 株式会社アプレッソは29日、自社のデータ連携ソフトウェア「DataSpider Servista」と、株式会社Box Japanのクラウドストレージサービス「Box」との接続検証を実施し、Boxと企業システム間でのデータ連携が実現可能なことが確認されたと発表した。これを受けてアプレッソでは、DataSpider ServistaがBoxを正式サポートすることをあわせて発表している。

 DataSpider Servistaは、GUI操作のみでプログラミングをすることなく、外部システムとの連携やデータソース活用を実現するデータ連携ソフトウェア。今回の接続検証により、DataSpider Servistaの標準機能を用いて、Box内で一元管理されているファイルを、クラウド上やオンプレミスのさまざまなデータ/システムと連携させた処理を行えることが検証されたという。

 具体的には、DataSpider ServistaからOAuth 2.0認証の制御スクリプトを作成して接続を行い、DataSpider Servistaの開発ツール上でBoxに対する接続および機能呼び出しの動作確認を実施した。この結果、DataSpider ServistaからBoxに対して「ファイルのアップロード」「ファイルのダウンロード」「フォルダの作成」「フォルダ間のファイルの移動」、といったファイルシステム操作ができることが確認された。

 これにより、例えば、Box内のファイル更新をきっかけとして、社内システムの情報が自動更新される連携処理や、ほかのクラウドサービスから必要な情報を抜き出してファイルを出力し、データ加工を行った後にBox内でセキュアに共有する連携処理などが実現するとのことだ。