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TIS、Nutanix製品向けサービスの対象に「Lenovo Converged HXシリーズ」を追加

 TIS株式会社は13日、Nutanix(ニュータニックス)のハイパーコンバージドインフラ(HCI)製品「Nutanix Enterprise Cloud Platform」向けサービスにおいて、ニュータニックスのソフトウェアを利用するレノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)の「Lenovo Converged HXシリーズ」を対象に加えると発表した。

 ニュータニックスでは、サーバー、ストレージ、OSやハイパーバイザーといったソフトウェア、ネットワークなどを統合したHCI製品を提供しているが、レノボでは、ニュータニックスからソフトウェアのOEM提供を受け、自社のx86サーバー「System x」を組み合わせたHCI製品のLenovo Converged HXシリーズを販売している。

 今回TISでは、「従来から利用してきたハードウェアと同じものを採用したい」といった顧客からニーズに対応するため、サービスの対象範囲をレノボ製品にも拡大した。

 対象となるのは、自社導入を含め190台以上のニュータニックス製品の導入・運用経験を生かし、HCI製品を活用して企業のITインフラ環境を“まるごと”導入/運用するサービス「TISプロフェッショナルサービスfor Nutanix」と、オリジナルのプライベートクラウドサービス「TIS ENTERPRISE ONDEMAND Service - HOSTED PRIVATE Service」。

 またTISとレノボは、東京・大阪を結ぶDR(災害対策)のデモ環境としてLenovo Converged HXシリーズを設置し、DRサイト構築ニーズに対するビジネス拡大を目指すとのこと。

 このデモ環境では、東京の秋葉原にあるレノボ本社と、TISが運営するデータセンター「GDC大阪」を専用回線で接続し、疑似DR環境を構築する。実際に東京と大阪間を結んでいるため、机上ではない、実態に即したDR環境での動作確認が可能になる点がメリットで、両社ではデモ環境を活用し、企業がDRサイトを検討する上でのサービスレベル検討、また機能検討の支援を行う考えだ。