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カスペルスキー、仮想化環境用セキュリティ製品「Kaspersky Security for Virtualization 4.0 Agentless」を発売

 株式会社カスペルスキーは2日、仮想化環境向けセキュリティ製品の最新版「Kaspersky Security for Virtualization 4.0 Agentless」の英語版の販売を開始した。データセンターやVMware製品による仮想化環境を利用している法人を対象とし、パートナー企業経由での販売となり、販売価格は最小構成の1CPUあたり16万円(税別)。

 製品は、VMware NSXで構築されたエンドポイントとネットワークの仮想化環境を脅威から保護するもので、セキュリティ仮想マシン(SVM)とネットワーク攻撃防御(NAB)で構成される。各仮想マシン(VM)への保護プログラムのインストールが不要になり、SVMのみで他の各VMのアンチウイルス処理やネットワーク攻撃防御を行うため、仮想化プラットフォームのパフォーマンスを低下させることなく、VMを効率よく保護する。

Kaspersky Security for Virtualization 4.0 Agentlessを利用したVMware仮想化環境向けセキュリティ対策の基本構成

 最新版では、VMware NSXテクノロジーとの連携により、マイクロセグメンテーションなど仮想化ネットワークの利点を最大限に生かした高度なセキュリティシステムの構築および運用が可能になる。

 現時点では英語版での販売となり、日本語版の提供時期については未定。カスペルスキーでは、最新版を早く利用したいという要望を受け、英語版での販売を開始したとしている。