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カスペルスキーの仮想環境向けセキュリティソフト新版、保護対象のゲストOSにLinuxを追加

英語版を先行して提供

 株式会社カスペルスキーは29日、仮想化環境用セキュリティソフトウェア「Kaspersky Security for Virtualization 4.0 Agentless」英語版において、新版「同 バージョン4.1.0.47」を提供開始すると発表した。日本語版は、2017年秋ごろの提供を予定する。

 Kaspersky Security for Virtualization 4.0 Agentlessは、ヴイエムウェアのネットワーク仮想化製品「VMware NSX」で構築されたエンドポイントとネットワークの仮想化環境を、サイバー攻撃から保護するためのセキュリティ製品。セキュア仮想マシン(SVM)とネットワーク攻撃防御(NAB)を組み合わせて防御機能を提供する仕組みにより、仮想マシン(VM)ごとの保護プログラムは不要にしている。

 今回の新版では、VMware NSX for vSphere 6.3.1とVMware vSphere 6.5に対応したほか、新たにRed Hat Enterprise Linux、Ubuntu、SUSE Linux Enterpriseの3種類を保護対象のゲストOSに追加し、Windows以外の保護にも対応した。

 また管理者は、Kaspersky Security Centerが提供する単一コンソールから、すべてのVMに対してスキャンタスクや悪意のあるWebアドレスのスキャンなど、一貫したセキュリティポリシーを設定できるとしている。

 価格は、最小構成の1CPUあたり初年度16万円(税別)から。なお、Kaspersky Security for Virtualization AgentlessとKaspersky Security Centerは、Kaspersky Security for Virtualizationのライセンスに含まれているとのこと。