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被災時の図面消失をクラウド保存でカバー、矢作建設工業が「Dropbox Business」採用

矢作建設工業における「Dropbox Business」導入イメージ

 Dropbox Japan株式会社は25日、法人向けオンラインストレージサービス「Dropbox Business」が矢作建設工業株式会社の業務データ管理システムとして採用されたことを発表した。図面の管理や、建設現場での資料閲覧に活用されるという。

 矢作建設工業は名古屋市を本拠とする建設業者。グループ会社を通じ、「バンベール」のブランドで新築分譲マンション事業などを手がけている。

 これまで矢作建設工業では、各現場作業所のデータについて、拠点ごとに個別のファイルサーバーへ保管していたが、これらをDropbox Businessへ集約。本社と現場のデータ共有を効率化するとともに、常に最新のデータを閲覧できるようにした。

 Dropbox Business採用の理由について、保存容量が無制限であること、「チームフォルダ」機能によるアクセス権限設定が柔軟であること、無制限のバージョン履歴およびファイル復元機能が評価されたとしている。

 このほか、クラウドであるDropbox Businessへのデータ保存は、現場事務所が被災した場合の図面消失リスクを回避する効果が期待される。

 矢作建設工業におけるDropbox Businessの導入は現在のところ本社施工部門に限定されているが、今後は全国の支社・作業所にも広めていく予定。