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寺岡精工、クラウドサービスのストレージ基盤にピュア・ストレージのオールフラッシュ製品を採用

 ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社(ピュア・ストレージ)は25日、株式会社寺岡精工が、オールフラッシュストレージ「FlashArray 405」を導入したと発表した。同社のクラウドサービスを支えるストレージ基盤として、3月より本格稼働を開始している。

 計量器やPOSシステムなどを製造、販売している寺岡精工では、製品と一体化したクラウドサービスにも注力しており、現在は流通小売業だけでなく、飲食業、クリーニング業へも数多く導入されているという。

 そうした中で寺岡精工は、今後クラウド事業のさらなる成長を推進するにあたり、ボトルネックとなりやすいストレージの課題を解決するため、2015年夏ごろよりストレージ追加導入を検討開始した。

 検討にあたっては、同社は自らITシステムの運用管理を行っていることもあって、性能に加えて運用性の高さを重視した製品選定を実施。その結果、グループウェア「IBM Notes」の暗号化および圧縮済みデータでも、インライン重複排除と圧縮技術により、7分の1のデータ削減を事前検証にて確認できたこと、シンプルな運用性ときめ細かい保守体制を持つことなどから、2016年2月に「FlashArray 405」の採用を決定している。

 なおデータ量削減については、運用開始後、既存のストレージに収容する場合と比較して12分の1程度ま抑えられたほか、運用面でも、マニュアルが必要ないほどのシンプルな管理機能により、わずか4日間で基盤構築を完了したとのこと。さらに、クラウドアシストサポートを利用することで、障害通知だけでなく設定ミスの検知も行えたため、正しい製品運用が可能になったとした。

 寺岡精工では、FlashArray 405をクラウドサービス基盤として導入した結果、懸案だったストレージが安定し、ストレスのない状態で継続運用可能となったことを受け、今後は社内のさまざまな用途への応用も想定している。