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ビジネス版LINE「Works Mobile」、社内組織を横断してグループを構成できる機能などを提供

 ワークスモバイルジャパン株式会社は18日、ビジネス版LINE「Works Mobile」において、社内プロジェクトなど、複数メンバーでの協業を促進する「グループ機能」を提供開始した。

 Works Mobileは、ビジネスチャットの「トーク」機能、掲示板で情報を共有出来る「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載するアプリケーション。LINEの兄弟会社であるワークスモバイルジャパンが提供していることもあり、LINEのインターフェイスを踏襲しているのが最大の特徴で、いわば、企業向けのセキュリティ機能と信頼性を備えたLINEとして利用できる。

 今回は新たに「グループ機能」を追加し、既存の組織にとどまらず、社内の複数部署を横断したメンバーでグループを構成可能になった。従来も、組織と連動して自動的に作成される「チームルーム」により、ユーザーが属する部署のメンバーとのチャットなどを行うことができたが、グループ機能では、社内のさまざまな部署のメンバーで構成されるプロジェクトチームなどでも、コミュニケーションツールとしてWorks Mobileを利用し、グループメンバー間でチャットやノート、メーリングリスト機能などを活用可能とした。

 さらにワークスモバイルでは、モバイルアプリでのセキュリティ機能を大幅に強化している。具体的には、モバイルアプリの起動ロック解除失敗時の自動ログアウト、モバイル端末へのデータ保存期間の設定、特定の拡張子のファイルに対する制御、トークのテキストコピーの禁止などが新たに追加される。

 なお、これらの機能は、ユーザー企業のセキュリティポリシーに応じて管理者画面で設定可能だ。

 加えて今回は、グループの作成や変更、ホームの掲示板への新規投稿など、サービスからの通知を自動で通知する、専用のトークルームが提供開始された。