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シスコ、企業のデジタルビジネスを保護するクラウドセキュリティプラットフォームを発表
2016年10月18日 15:32
シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)は18日、デジタルビジネスのセキュリティ対策として、複数の製品からなるクラウドセキュリティプラットフォームを発表した。シンプル、オープン、自動化という特徴を備え、企業のデジタルビジネスモデルの保護に向けた効果的なアプローチを提供するとしている。
「CloudLockプラットフォーム」は、クラウド接続時に可視性とポリシーを適用することで、クラウドのビジネスアプリケーションをより安全に利用できるようにする。
「Cisco Umbrellaサービス」としては、クラウド配信による集中型の保護「Cisco Umbrella Roaming」とクラウド配信型のソリューション「Cisco Umbrella Branch」を提供。Cisco Umbrella Roamingは、現在は、シスコのVPNソリューションであるAnyConnectにモジュールとして搭載。他のエージェントを導入することなく、悪質なサイトへの接続をブロックするオフネットワーク保護レイヤーを新たに追加できる。
Cisco Umbrella Branchは、シンプルなコンテンツフィルタリングにより、ゲストのWi-Fiの使用を細かくコントロールできる。企業はサービス統合型ルーター(ISR)を容易にアップグレードでき、ブランチ拠点におけるシンプルで高速かつ包括的なセキュリティを実現する。
クラウドベースの管理アプリケーション「Cisco Defense Orchestrator」は、クラウドベースのシンプルなコンソールから、分散拠点の数千台のデバイスをカバーする大規模なセキュリティインフラストラクチャとセキュリティポリシーを、簡単かつ効果的に管理することが可能。ASA/ASAvファイアウォールから、Cisco Firepower次世代ファイアウォール、Firepower Threat Defense機能を備えたFirePOWERサービス搭載ASA、OpenDNSまで、シスコのあらゆるセキュリティ製品において、セキュリティポリシーの管理の複雑さを解消する。
シスコでは、ユーザーの通過点となる接続ポイントにセキュリティを組み込むことで、ユーザーがログオンする前から、ネットワーク、アクセスポイント、エンドポイントを安全な状態に保つことができると説明。ネットワーク可視性と幅広い統合型製品を組み合わせることで、分散型企業やモバイル企業が、支社から本社までのあらゆる拠点や、エンドユーザーの行き先に合わせて、効果的なセキュリティを容易に導入できるとしている。