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クオリティア、自治体向けメール無害化製品の添付ファイル無害化機能を強化

 株式会社クオリティアは25日、地方自治体向けのメール無害化ソリューション「Active! zone」を強化すると発表した。標的型攻撃対策に有効なマクロの除去など、新たに3つの機能を追加し、9月下旬より提供する。

 「Active! zone」は、添付ファイルの無害化、HTMLメールのテキスト変換、URL文字の無害化機能などを提供するメール無害化ソリューション。スパム(迷惑メール)対策、ウイルスメール対策などの機能を備えており、総務省が推奨する「自治体情報システム強靭性向上モデル」をサポートできるという。

 今回はさらに、マクロの除去、添付ファイル分離、添付ファイルの画像化の機能を追加し、添付ファイルの無害化をより強固にするための強化を行った。

 このうちマクロの除去機能では、ルーティング時にOffice文書のマクロを除去し再添付して配送することが可能。また、添付ファイル分離では、添付ファイルを隔離して元データをActive! zone内に格納し、ワンタイムURLを本文に挿入してユーザーに配送することができる。また添付ファイルの画像化は、分離したファイル(Office文書)をWeb画面でイメージ表示する機能で、これらによって、セキュリティを確保しつつ、利便性を向上させることが可能とした。

 なおクオリティアでは、今回の機能強化を反映した「Active! zone」は、地方自治体だけでなく、企業向けへの標的型攻撃対策としても効果を発揮するとしており、特に、添付ファイルの画像化機能を利用すると、事前に中身を確認できるため、悪意あるファイルをダウンロードしてしまうリスクを抑えられるとのこと。