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京セラコミュニケーションシステム、日本シーサート協議会に加盟

 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は28日、日本シーサート協議会へ加盟したと発表した。

 KCCSではこれまで、社内情報システム部門が中心となった情報セキュリティ委員会でセキュリティ対策と運用を行っていたが、より専門性の高い体制を構築するため、セキュリティ、ネットワークの事業部門も参画し、組織内の情報セキュリティ問題を専門に扱うチームとなるCSIRT(Computer Security Incident Response Team)として「KCCS-CSIRT」を2015年10月に設立した。

 日本シーサート協議会は、セキュリティインシデントが発生した場合に、各CSIRT間で連携し、被害を最小限に食い止める体制作りや、早期警戒情報の共有、広域にわたる脅威度の高いインシデントに対応する共同演習の実施など、コンピュータセキュリティインシデントを未然に防ぐ活動に注力している。現在の加盟組織は150チーム(2016年6月現在)。

 KCCSでは、今後は日本シーサート協議会での活動を通じ、他CSIRTとの情報共有や連携を図ることで、同社のセキュリティインシデントを未然に防止する取り組みをより一層推進していくとともに、組織ならびに業界全体のセキュリティレベル向上に貢献していくとしている。また、CSIRT活動で蓄積された知見を、同社のセキュリティブランド「SecureOWL」や関連事業にフィードバックすることで、各ソリューションを強化・拡充していく。