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「レゴ マインドストーム」でmRubyが学べるプログラミングセット

 株式会社アフレルは、「レゴ マインドストーム」でmRubyプログラミングが学べる高等教育機関や企業向けのロボット教材「教育版EV3 mrubyプログラミングセットA」を6月29日より発売する。価格は5万6700円(税別)

 mRubyは、世界へ広く使われている日本発のプログラミング言語「Ruby」を、組み込み機器やアプリ組み込み向けに最適化して生まれた軽量スクリプト言語。

 アフレルでは、マサチューセッツ工科大学とレゴの協力で開発され、世界70カ国、5万以上の教育機関で採用されている「教育版レゴ マインドストーム EV3」で、JavaやC、C#、Pythonが学べるロボット教材キットを販売しており、今回mRubyがラインナップに追加される。

 本キットは、EV3基本セットV2(SW付)と、アダプター、プログラミングガイドブックからなる。利用には、4GB以上のmicroSDカードが別途必要となる。また、プログラムをロボットにBluetoothで転送するには、「Bluetoothドングル EV3&NXT/BSBT4D09BK」が別途必要となる。

 EV3基本セットV2は、インテリジェントブロックEV3、インタラクティブサーボモーターM/L、カラーセンサー、超音波センサー、タッチセンサー、ジャイロセンサー、バッテリー、ソフトウェア、ケーブル類などで構成される。

 アフレルでは、プログラミング学習にロボット教材を使うことで、開発したソフトウェアの成果をその場ですぐに確認でき、手順を追いながら課題を解決することで論理的な思考が身に付き、体験しながら学ぶことが達成感や深い理解に結び付くとしている。

 mRubyのプログラミングには、Windows上にCygwinやGCC ARM、U-Boot mkimageをインストールしてコンパイラなどの開発環境を構築し、TOPPERS/HRP2 RTOSカーネルをマインドストームEV3用に移植した「mruby on EV3RT+TECS」と呼ばれるEV3開発用プラットフォームを用いる。

 なお、「教育版EV3 mrubyプログラミングガイド」単体も1000円で同時発売される。