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Peach Aviation、全社経費管理基盤として「Concur Expense」を導入

 株式会社コンカーは7日、Peach Aviation株式会社(以下、Peach)の全社経費管理基盤として、コンカーのクラウド型経費管理ソリューション「Concur Expense」が本番稼働したと発表した。

 2011年2月に日本初のLCC(ローコストキャリア)として設立されたPeachは、現在、国内線14路線、国際線10路線を就航し、ビジネス規模を拡大させている。旅客需要が拡大したことで、運航乗務員や客室乗務員、地上係員など顧客にサービスを提供する社員の労働生産性の向上が求められていたことから、経費精算領域の省力化を目的に、2015年12月にConcur Expenseの導入を決定。2016年4月に本番稼働し、約800名の社員の経費精算業務を支援する統合基盤として利用が始まった。

 Concur Expense導入以前は、グループウェアとワークフローツール、Excelを組み合わせた独自の経費精算ツールを、経理部門とIT部門共同でサービス提供を行っていたが、ツール自体の老朽化や外勤社員や出張業務の増加により、経費処理に関する全体の作業量が増加したことから、外出先での経費精算を含めた利便性の高いソリューションが求められていたという。

 Concur Expense導入により、従来、社内に戻ってPCで入力作業や申請をしなければならなかった経費精算処理を、モバイル経由で外出先でできるほか、職種ごとに異なった承認フローを設定し、ガバナンスを強化するとともに、経理部門は紙ではなくモバイルで撮影された領収書画像のみで確認作業を行うなど、あらゆる部門での生産性が向上したという。また、経理部門では支出された経費の明細情報を分析、予算管理の効率化や支出管理に効果を発揮しており、来年度からは領収書原本保管義務撤廃の規制緩和メリットを享受すべく、対応準備も進めていく予定としている。