【Interop Tokyo 2010】
40GbE対応の最新ネットワークスイッチやDCE/FCoE製品も展示中


次世代イーサネットとして規格化が進められている40Gigabit Ethernet(GbE)、また、LAとSANのI/O統合を実現するデータセンターブリッジング(DCB)/FCoEといった技術。これら次世代のネットワーク技術は、Interop Tokyo 2010の1つの目玉ともいえる。まだ数は少ないが、製品を展示するブースもあったので紹介しよう。

40GbE搭載スイッチやテスト製品

日立電線のブース

 水色で統一された日立電線のブースでは、40GbE対応スイッチが展示されている。10GbEの光ポートを64/32ポート備えた「Apresia 15000-64XL-PSR/32XL-PSR」の両製品だ。これらは、10GbEポートのほかに40GbEポートを備えており、アップリンクなどに活用可能という。

Apresia 15000シリーズの概要Apresia 15000-64XL-PSR

 また、イクシアコミュニケーションズ(イクシア)のブースには、40/100GbE対応のロードモジュール「K2 40/100GbE LoadModule」が展示されている。40/100GbEラインレートにおけるトラフィックの生成・分析を可能とし、さまざまなネットワーク機器の開発・評価テストが行える。

イクシアのブース同社製ロードモジュール。下は1GbE/10GbEモジュールを搭載したもの。上が40/100GbEモジュールを搭載したものだ

シスコブースでFCoE対応製品が展示中

シスコのブース

 一方、DCB/FCoEに関する展示を行うのが、ひときわ大きなブースを展開するシスコだ。10GbE/FCoE対応のインターフェイスカード、スイッチ「Cisco Nexus 5000シリーズ」、およびエクステンダー「Nexus 2232PP Fabric Extendar」などを展示している。

FCoE対応のインターフェイスカードスイッチやエクステンダー

 現状は、10GbEがようやく普及の段階に入ったところであり、そのため会場を多く占めるのも10GbEに対応する各種製品である。また、DCB/FCoEも、まだまだ実際に導入した企業は多くはない状況だ。しかし、最新技術にいち早く触れられるのがInterop Tokyo 2010のいいところ。足を運ぶ機会があれば、これら最先端のネットワーク製品をチェックしてはいかがだろうか。


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