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クラウド版Windowsの発表間近? 謎多い「Cloud PC」

既にポータルも準備

 Microsoftのリーク情報を何度もスクープしてきた“WalkingCat”氏は2020年11月、Cloud PCのものとみられるWebページをみつけてツイートした。

 それによると、Cloud PCは「Project Deschutes」というコードネームで呼ばれており、アプリを使って、Windows 10、macOS、iOS、Androidの端末からアクセスできるようになるという。クライアントOSの種類を問わないわけだ。

 また、サービスには、「Lite」(2 vCPU 4GB RAM 96GB SSD)、「Standard」(2 vCPU 8GB RAM 96GB SSD)、「Advanced」(8 GB RAM、3 vCPU、40 GB SSD)の3種類の仮想ハードウェア構成が用意されるとしている。

 既に「cloudpc.microsoft.com」というページが作られているのだが、ユーザー権限を持つ者しか入れない。ログイン前の状態では、Microsoft 365のポータルと同じデザインが表示され、365を拡張したようなものに見える。

 さらに今年1月にWindowsLatestが報じた最新情報では、MicrosoftがCloud PC APIを「Microsoft Graph」に追加する作業を進めていることなどが判明した。Microsoft Graphは、Microsoftアプリでデータと認証を共有するAPIサービスだ。