クラウド&データセンター完全ガイド:データセンターサービスガイド

多様化するハイブリッド活用の中心となるビットアイルの最新都心型データセンター――ビットアイル

文京エリア 第5データセンター
ビットアイル
http://www.bit-isle.jp/

ビットアイルが新たに提供する都心型の最新鋭データセンター「第5データセンター」は、都心型データセンター専業13年のビットアイルが、その培ってきた経験やノウハウを結集し、最新のファシリティを備えた新データセンターだ。新たなハイブリッド活用に対応するその実力を紐解く。

最寄り駅から10分以内の好立地 災害にも強い都心型データセンター

文京エリア 第5データセンターの外観イメージ

 ビットアイルが2015年1月に開設予定の「第5データセンター」は最新鋭の都心型データセンターだ。

 ビットアイル マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 課長の大澤 崇氏は、「当社は東京23区内に4棟の都心型データセンターを建設、運営しています。第5データセンターは、今までの集大成として、お客様の要望を集め、最新のファシリティを備えたデータセンターです」と話す。

 同社では、既存の4つのデータセンターで約6,000ラック、650社を超えるユーザー(2014年6月時点)を抱えている。最新のテクノロジーやファシリティの導入に加え、ユーザーの声や要望も取り入れて生まれたのが同センターだ。

 東京都文京区に位置する同センターは、最寄りとなる飯田橋駅から徒歩約10分。JR線や東京メトロなど5路線の駅から徒歩15分圏内という、極めて交通の便の良い立地だ。低レイテンシーなインターネット環境を利用でき、来館もしやすく、災害などの緊急時にも駆けつけやすいロケーションだ。

 都心でありながら、耐災害性にも優れた立地だ。沿岸部からは5km以上離れ、東京都の「首都直下地震等による東京の被害想定」では、東京湾北部地震、多摩直下型地震、元禄型関東地震、立川断層帯地震のいずれの場合でも津波の被害想定はなく、文京区の水害ハザードマップではほぼ浸水の可能性がないエリアである。

 加えて、地下8.6mに支持層を持つ強固な地盤に直接基礎を打設し、建屋は「当社のデータセンターでは初めて」(大澤氏)というハイブリッド免震構造を採用。万全の災害対策を実現している。

 その他にも、最新の第5データセンターにはさまざまな特長がある。例えば、環境面にも十分配慮したグリーンデータセンターであることだ。

株式会社ビットアイル マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 課長 大澤 崇氏

 「従来のホットアイル、コールドアイルを分けるアイルチャンバー式の空調方式に加えて、外気空調を取り入れています。PUEを下げながら、自然にも優しいグリーンデータセンターです」と大澤氏。PUEはフル稼働時でも1.4以下を予定している。その他にも、屋上緑化や全照明のLED化なども採用し、CASBEE(建物総合環境性能評価システム)Aランクの設計となっている。

 使い勝手へのきめ細やかな配慮も特長のひとつだ。サーバールームと機械室は完全にフロア分離されており、メンテナンス作業などがあってもユーザーの負担にならない。さらに、都心型であることから来館するユーザーも多いと考え、無料駐車場やレストルーム、会議室、各種備品貸出、消耗品販売などユーザビリティにも力を入れている。

新たなハイブリッド活用に対応する「ハブ空港」的な役割を担う

 クラウドの普及が進む今、ユーザーのサーバーアウトソーシングに対するニーズは多様化している。

 「物理サーバーとクラウドの単純なハイブリッド活用から始まって、近年は異なるクラウドサービス事業者間でのハイブリッドなど、お客様のニーズは多様化しています。当社ではこうしたハイブリッド活用の支援にも注力しており、第5データセンターはその中心となります」と大澤氏は言う。

 独立系データセンター事業者であるビットアイルでは、多種多様なシステム要件に応えるユーザー本位のハイブリッドクラウド環境を提案している。さらに、ビットアイルが提供する「ビットアイルクラウド」はもちろん、他の事業者が提供するパブリッククラウドと連携する接続サービスも提供している。例えば、AWS Direct Connectを利用し、ビットアイルのデータセンターとAWS東京リージョンとの高品質な接続環境を提供する「Direct Access for AWS」をネットワークサービスにラインナップ。低遅延、安定したパフォーマンスでAWS VPC内のEC2とビットアイルデータセンター内の物理サーバー間の通信を実現し、インターネット接続と比べてデータ転送料金も大幅に削減することが可能となる。同様の接続サービスは、「Microsoft Azure」や「SoftLayer」向けにも提供予定だ。

 「キャリアフリーだけでなく、クラウドフリーをモットーに、他のクラウドサービス事業者との接続を低コストでご利用いただけるのは都心型データセンターである当社の大きなメリットです」と大澤氏は胸を張る。

ビットアイルの実現するハイブリッド活用のイメージ

 第5データセンターは、こうしたハイブリッド活用の中心となる、まさに「ハブ空港」的な位置付けを持ったハイブリッドセンターと言える。

企業のITアウトソーシング全般をビットアイルグループで支援

 ビットアイルでは運用専任のスタッフがNOC(ネットワークオペレーションセンター)に常駐し、システムの監視から障害対応、定期作業などを24時間365日の体制で対応している。近年では、ハードウェア監視だけにとどまらず、アプリケーションレイヤーに近い部分や、プライベートクラウドの運用なども多く手掛け、幅広く顧客の要望に応えている。大澤氏は、「以前は、都心型データセンターというと“駆けつけが便利”というメリットを訴求していた面がありましたが、当社では逆に、“お客様が来館しなくても済むデータセンター”を目指しています」という。構築支援や運用支援を強化することで、コロケーションサービスであっても、ユーザーの持ち込み機器であっても、ユーザーがデータセンターに来館する必要がなくなることを目指す。

 また、ハイブリッドクラウドの活用においては、異なる事業者のサービスを利用することで運用や保守サポートの違いが課題となることもあるが、グループ会社であるサイトロックが統合監視・運用のサービスを提供し、異なる事業者間とのハイブリッドクラウドでも一元的な運用管理を提供する。

 ビットアイルグループでは、運用監視を提供するサイトロックをはじめ、オフショア開発のセタ・インターナショナル、システムエンジニアリング、人材派遣のビットサーフ、クラウドインテグレーションのアクセルビットなど、「総合ITアウトソーシングサービス」全般をカバーできる事業グループを形成している。多様化する企業のITアウトソーシングニーズについても、ビットアイルなら最適解を提案してくれるだろう。

第5データセンター内覧会実施
10月1日「ビットアイルクラウド Nシリーズ powered by ニフティクラウド」スタート

お問い合わせ先

株式会社ビットアイル

03-5805-8155

sales@bit-isle.co.jp