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NSSOL、マネージドクラウドサービス「absonne」の運用管理基盤にIPcenterを採用

自動化によって高品質な運用サービスの提供目指す

 新日鉄住金ソリューションズ株式会社(NSSOL)は20日、マネージドクラウドサービス「absonne(アブソンヌ)」の運用管理プラットフォームとして、米IPsoftの「IPcenter」を採用すると発表した。同社ではこれによって、より「高品質で安定した運用サービス」の提供を目指すという。

 absonneは、企業の基幹システムに求められる可用性・信頼性と、ユーザー企業固有のオンプレミス環境や一般的なパブリッククラウドと連携できる柔軟性を兼ね備えたマネージドクラウドサービス。企業システムに必要なすべてのIT基盤に対応できる点が特徴で、多くの企業・団体でミッションクリティカル環境に活用されている。

 一方IPcenterは、運用プロセス全体の自動化を支援する運用管理プラットフォームで、以前から個別ツールを用いて行われていた監視など個別の運用タスクに加え、ツール間連携など、人が介在していた運用プロセス全体を自動化できるという。

 NSSOLでは2013年からこの製品の検証を開始し、自動化の有効性を確認してきたが、今回はその結果に基づき、absonneの運用管理プラットフォームとして採用した。運用の自動化により、ヒューマンエラーの回避のみならず、突発事象に対してもあらかじめ設定した運用手順に従って、迅速かつ的確な運用が可能になるため、これまで以上に運用品質を向上させられるとした。なお、クラウドサービスの運用をIPcenterで行うのは国内初とのこと。

石井 一志