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NSSOL、医療・介護連携クラウドのインフラをabsonneとAWSのハイブリッド型で構築
(2015/9/4 09:00)
新日鉄住金ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は3日、株式会社ワイズマンの医療・介護連携サービス「MeLL+(メルタス)」のITインフラとして、マネージドクラウドサービス「absonne Enterprise Cloud Service」(以下、absonne)とAmazon Web Services(AWS)との連携サービスを提供したと発表した。
ワイズマンは、盛岡を拠点に、電子カルテ・介護ソフト・介護システムの開発・販売を行っている企業。特に、全国3万超の介護・福祉事業所向けに、介護システム「ワイズマンASPサービス」を提供しており、NSSOLではそのITインフラとしてabsonneを8年にわたって提供している。
一方、ワイズマンが2014年7月提供している医療・介護連携サービスのMeLL+は、地域包括ケアや法人内連携など、医療と介護のシームレスな連携を実現するサービス。医療関係の情報と介護関係の情報をクラウドのデータベースに蓄積し、必要な情報を必要な時に閲覧・共有できるようにしている。そのサービス開始にあたっては、介護などの機微情報を取り扱える「信頼性」「セキュリティ」と、ビジネスの成長に合わせた「スモールスタート」「迅速なサービス拡充」を両立する必要があった。
こうした要件に対して、NSSOLでは、ワイズマンASPサービスでのabsonneの実績をもとに、機微情報を扱う部分にはabsonneを採用するとともに、拡張性の求められる情報共有ポータルの基盤にAWSを採用し、データ連携可能なハイブリッド環境を構築することで、適切なシステムを構築したとのこと。