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NSSOL、クラウド関連のブランドを統合~ハイブリッドクラウド展開を強化
(2014/5/8 15:39)
新日鉄住金ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は8日、クラウドサービスのブランドを統合すると発表した。従来「absonne(アブソンヌ)」として提供していたサービスを「absonne Enterprise Cloud Service」に、プライベートクラウド構築支援サービス「NSGRANDIR+(エヌエスグランディール・プラス)」を「absonne Enterprise Cloud Framework」に名称変更。また、管理機能である「absonneDirector」を強化し、両サービスの横断的な管理に対応している。
absonne Enterprise Cloud Serviceは、2007年よりNSSOLが提供している高信頼クラウドサービス。取締役 上席執行役員 ITインフラソリューション事業本部長の大城卓氏は「単なるIaaSではなく、SIerとしてのエンジニアリングサービスや、24時間365日の運用ノウハウを生かした運用サービスを提供しており、当社のSI力と運用力が詰まった、マネージドクラウドといえるサービスだ」と、その特徴を説明する。
一方、NSGRANDIR+として提供されてきたabsonne Enterprise Cloud Frameworkは、ユーザー環境においてプライベートクラウドを構築するソリューション。absonneで提供されているアーキテクチャを利用し、従来は個別に構築されサイロ化していたシステムを統合・共通基盤化することにより、有効に利用できるようになる。
今回、これらの管理をabsonneDirectorのGUIから柔軟に行えるようにしたことで、ニーズ・用途に応じたクラウドの有効活用を実現するとのこと。大城氏は、「さまざまなニーズによって(複数のIT環境を)使い分けることが求められているため、アーキテクチャをそろえ、1つのマネージドクラウドにすることで、一般的なパブリッククラウドとは一線を画すハイブリッドクラウド環境が提供できる」と、そのメリットをアピールした。
NSSOLでは、こうした取り組みなどにより、現在100億円規模のクラウドビジネスを、3年後に200億円へ拡大したい考えで、今後も業種を問わず拡販を進めるとのこと。