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Cstap、kintoneアプリ内のPDFファイルにタイムスタンプを付与するサービス

kintoneでの電子帳票保存を可能に

 サイボウズスタートアップス株式会社(Cstap)は15日、サイボウズの業務アプリクラウド「kintone」と連携して利用する「タイムスタンプ for kintone」を発表した。同日より提供を開始する。

 「タイムスタンプ for kintone」は、kintoneで電子帳簿を保存するために必要なタイムスタンプを付与するサービス。請求書や領収書、納品書などの書類をスキャナでPDF化して、kintoneアプリ内に添付ファイルとして登録すると、プロセス管理においてあらかじめ設定しておいたステータス(例:承認、支払い済みなど)になった際に、自動的にタイムスタンプが付与される。

 kintoneの利用者側で特別な操作をする必要がなく、操作漏れがないほか、定期的にアプリをチェックし、タイムスタンプの付与漏れを自動で確認する仕組みも備えた。さらに、決算の締後などに登録情報の変更ができないよう、kintoneアプリの対象レコードの編集・削除を行えないようにしている。

 またタイムスタンプは、セイコーソリューションズ株式会社の長期署名クラウドサービス「eviDaemon」と連携し、国税関係書類の保存要件に適合する、10年間を保証するタイムスタンプの付与を行えるとのこと。加えて、社内調査や国税調査などに対応できるように、任意の期間を指定して、タイムスタンプを付与したファイルを一括出力することもできる。

 価格は、毎月100回までのライトコースが月額9000円、毎月5000回までのスタンダードコースが月額1万5000円。別途、kintoneのスタンダードコースのライセンス(1ユーザーあたり月額1500円)が必要となる。

石井 一志