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ウォッチガードが新UTM「Firebox M440」、ネットワークポリシー設定が容易に

Firebox M440

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は9日、UTM(統合脅威管理)/NGFW(次世代ファイアウォール)アプライアンスの新製品「WatchGuard Firebox M440」を発表した。参考価格はおよそ190万円(税別、全機能・1年保守込み)で、11月10日に発売する。

 Firebox M440は、VLANなどの複雑な構成を排除し、複数のネットワークセグメントごとに適正なポリシーを容易に設定できるよう運用をシンプル化したのが特長。リアルタイム可視化ツール「WatchGuard Dimension」により、セグメントごとのトラフィックに適用されている各ポリシーの効果を一元管理ビューに表示することも可能という。

 ネットワークセグメントの作成、トラフィックのマッピング、およびセグメント単位のトラフィックに基づくカスタムポリシーの作成を難なく行えるため、運用負荷が軽減される。

 主なスペックは、ファイアウォールスループットが6.7Gbps。Gigabit Ethernetが25ポート、PoEが8ポート、10Gb SFP+(ファイバー)が2ポート搭載されている。

 なお、Firebox M440に合わせて、MSSP(マネージドセキュリティサービスプロバイダ)向けに「Pay-By-Pointプログラム」も発表した。「必要な時に」「必要な分だけ」サービスを利用できるプログラムで、MSSPがウォッチガードのUTM/NGFWアプライアンス(もしくは仮想アプライアンス)機能を、エンドユーザーへPay-As-You-Go型(利用時払い)の月額課金でサービス提供が可能となる。

川島 弘之