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ウォッチガード、暗号化トラフィックへの対応を強化したUTMアプライアンス新モデル

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は23日、UTMアプライアンス「Firebox Mシリーズ」の新ハードウェアとして、「M370」「M470」「M570」「M670」の4モデルを発表した。

 Firebox Mシリーズは、ファイアウォールやVPNといった機能を中心に、ウイルス対策、IPS、次世代ファイアウォールなど、さまざまなセキュリティ機能を統合して提供するUTMアプライアンス。

 新モデルでは、暗号化トラフィックへの対応を強化しているのが特徴で、AES-NIとCaveCreek暗号化アクセラレーションを備えるIntelプロセッサを採用。独立系テストラボMiercomでの検証レポートでは、HTTPSに対するパフォーマンス評価において、競合製品の約3倍の処理スピードを達成したという。

 また、すべてのセキュリティ機能を有効にした環境における、暗号化トラフィックのインスペクション時のパフォーマンスも強化されており、もっとも下位のM370でも、HTTPSのフルインスペクションを、競合製品と比較して94%上回るスピードで実行できたという。

 また、M470/M570/M670の3モデルには、ポートを追加できる拡張スロットが用意された。光ファイバー(10GbE×4ポート、ないしGbE×8ポート)、銅線(1000BASE-T×8ポート)のネットワークモジュールが利用できる。

 最大ファイアウォールスループットは、M370が8Gbps、M470が19.6Gbps、M570が26.6Gbps、M670が34Gbps。