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セガ、BIツール「QlikView」を全社統合の情報分析プラットフォームに採用

 株式会社アシストは18日、株式会社セガの情報分析プラットフォームに、アシストが取り扱う米QlikTechの連想型BIプラットフォーム「QlikView」が採用されたと発表した。

 QlikViewは、インメモリによる高速処理が可能な情報分析プラットフォーム。ユーザー自身の発想や疑問に基づいてデータを自由に検索し、それに応じてリアルタイムに結果を表示する連想型のアプローチにより、直感的なデータ分析を行える点が特徴。

 セガでは、「コンシューマ・オンライン事業」「アミューズメント事業」を核として、常に時代を先取りする新しい“遊び”の創造に取り組んでおり、事業ドメインを越えて集約した様々な製品・サービスのデータを統合・分析するプラットフォームとして「QlikView」の採用を決定したという。

 事業ドメインごとに管理されている様々な形式のデータを簡単に統合して、全社で活用可能な仮想データウェアハウスを作ることができることや、一般的なオフィスツールでは取り扱うことが難しい大量のトランザクションデータをスピーディーに取り扱えること、ビジネス部門のユーザー自身がダッシュボードを作成してブラウザー上で関係者とデータを共有できる点などが、QlikViewを採用した理由だという。

 また、データベースについての専門知識のないユーザーでも、自分の見たい切り口で動的にデータを参照し、必要なデータをその場で抽出でき、QlikViewの無料のパーソナル版は無期限で試用できるため、試用期間の制限に縛られず購入前の検証を十分に行える点も採用の理由として挙げている。

 セガでは、2014年5月から社長室プロジェクト推進部SEGA ID推進課が、QlikViewを使った統合データ・ダッシュボードの共有を開始。統合データに対する社内の関心は非常に高く、製品・サービスの設計やマーケティング施策を行う上での有益な情報として活用され始めている。

 アシストは、QlikViewの導入に向けた支援計画書を作成し、プロトタイプやダッシュボードの作成支援をはじめ、フィールドサポートや研修、サポートサービスを提供。豊富な導入実績や事例と合わせて、セガは高く評価しているという。

三柳 英樹