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アシスト、Oracle Database Applianceへの移行を迅速に行えるソリューション

 株式会社アシストは6日、日本オラクルのデータベースマシン「Oracle Database Appliance」への移行・統合を支援するソリューション「超高速データ移行オプション for Oracle Database Appliance」を発表した。同日より提供開始する。

 Oracle Database Applianceは、Oracle Database Enterprise Editionを中核に、サーバー、ストレージ、ネットワークなどを事前構成・最適化して提供するアプライアンスサーバー。複数の既存データベースを統合するデータベース統合基盤としても採用が増えているという。

 ただし、マスターデータを統合するケースでは、既存システム間で異なるデータフォーマットの変換/統一、複雑なデータ加工処理を含めて、許容時間内で移行を完了しなければならないという厳しい要件があるという。

 今回、アシストが提供する「超高速データ移行オプション for Oracle Database Appliance」は、既存システムからOracle Database Applianceを基盤とする新システムへの統合・移行時に、迅速かつ確実なデータ移行を支援するソリューション。

 米Syncsort Incorporatedのデータ統合アクセラレータ「Syncsort DMExpress」が備えるGUIの開発画面により、複雑なデータ加工プログラムでも開発生産性を高められるほか、データベースから独立して動作する高性能処理エンジンを利用して、データ加工やデータ突き合わせなどを高速で実行する。

 また、データ加工のための中間データベース資源が不要なため、Oracle Database Applianceへのシステム統合・移行にかかるコストや工数を、開発フェーズから大幅に削減できるとのこと。

 アシストでの実績では、Javaによるデータ加工プログラムと比較して4倍の処理性能、5倍の開発生産性を発揮した事例もあったという。

 ライセンスは、1カ月単位のレンタル方式で提供され、価格は月額38万円(税別)から。なお、移行プロジェクト完了後も定型バッチ処理エンジンとして継続利用したい場合は、アシストが2013年8月に発表した「Batch Turbo Option for Oracle Database Appliance」を利用できる。

石井 一志