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アシスト、Oracle DB Appliance向けの「運用スターターパック」を提供

 株式会社アシストは2日、日本オラクルのデータベースアプライアンスである「Oracle Database Appliance」向けに、運用管理環境の迅速な構築と安定稼働を支援する「運用スターターパック for Oracle Database Appliance」(以下、運用スターターパック)を提供すると発表した。

 「運用スターターパック」は、Oracle Database Applianceの特徴である「構築の早さ」と「信頼性」を維持したまま、運用管理環境の迅速な構築と安定稼働を可能にするパッケージ。Oracle Databaseの統合管理ツール「Oracle Enterprise Manager」と、日立の統合システム運用管理ソフト「JP1」を組み合わせ、そこに管理項目や手順といった、アシストがこれまでに培ってきたノウハウをパッケージ化している。

 ラインアップとしては、「運用スターターパック for Oracle Database Appliance 監視パック」(以下、監視パック)および「運用スターターパック for Oracle Database Appliance ジョブ運用パック」(以下、ジョブ運用パック)を用意した。

 前者の「監視パック」は、Oracle Database Applianceの稼働監視を目的としたもので、ハードウェア、リソース、プロセス、ログ監視などの各種監視項目を選定し、JP1エージェントモジュールの導入から監視項目の実装までを行う。OSおよびデータベースのリソース監視については、Oracle Enterprise ManagerとJP1との連携スクリプトを実装することで、JP1が一元管理を行い、障害発生時などに迅速に対応できるようにするという。

 一方の「ジョブ運用パック」では、JP1エージェントモジュールの導入に加え、データベースの起動停止、サポート時に必要となるログ収集、障害解析用情報収集など、Oracle Database Applianceの運用に必要な各種ジョブの設定/テストまでを行い、運用基盤を迅速に構築するとのこと。

石井 一志