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NECがソフト子会社7社を再編、社会のさまざまな課題に取り組む新会社へ
(2013/11/29 06:00)
NECは28日、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」を軸とした成長戦略を加速すべく、国内のソフト子会社7社を再編し、2014年4月1日付けで新会社を発足すると発表した。
NECソフト、NECシステムテクノロジー、北海道日本電気ソフトウェア、NECソフトウェア東北、北陸日本電気ソフトウェア、中部日本電気ソフトウェア、九州日本電気ソフトウェアの7社を合併し、新会社を発足。各社に分散していたSE・技術・ノウハウなどの経営資源を集約し、新会社は従業員約1万2000名の規模となる見込み。NECグループの成長戦略となる社会ソリューション事業の中核ソフト会社として位置付けられる。商号は未定。
具体的に、首都圏・関西を中心とした業種SE体制を統合・再編し、大規模プロジェクトの対応力を強化する。社会インフラの各種開発プロジェクトへの取り組みを加速する。クラウド・SDN・ビッグデータ・セキュリティなど市場拡大が期待され、高度な技術やノウハウが要求される領域で要員を強化し、ICTのトレンドに適した先端技術力を強化する。NECの支社・販売店などとの連携や各社の強みを生かしたパッケージやサービスを全国で共有し、地域マーケットを積極的に拡大する。集約によるコストダウンや横断的な人材育成を進める、などを強化方針に挙げている。
NECは、社会ソリューション事業を軸とした成長戦略の実行に向け、顧客起点の組織再編、グローバルセーフティ事業部の設置、NECテクノロジーズインディアの発足、NECラボラトリーズシンガポールの設立など、事業活動を支える体制整備を進めている。今回の子会社再編により、社会ソリューション事業の実行体制を一層強化し、社会のさまざまな課題解決に貢献するとともに、中長期的な事業規模の拡大と収益性の向上を目指す考え。