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NECソフト、メンタルヘルスチェックツール for SaaS(トライアル版)を無償提供

 NECソフト株式会社は1月28日、社会ソリューション事業におけるメンタルヘルスケア事業推進の一環として、「メンタルヘルスチェックツール for SaaS(トライアル版)」の提供を開始した。利用は利用規模を問わず無料。NECソフトでは、無償提供による導入実績を通して技術改良を進め、利用ニーズに応じたビジネス展開を行う計画だ。

 「メンタルヘルスチェックツール for SaaS(トライアル版)」は、厚生労働省の「作業関連疾患の予防に関する研究班」で作成された、ストレス調査票「職業性ストレス簡易調査票(BJSQ)」をベースとしたSaaS型の職業性ストレス調査システム。今回はトライアル版として、企業規模を問わずメンタルヘルスケアに取り組みやすい環境を無償で提供する。

「メンタルヘルスチェックツール for SaaS(トライアル版)」の構成

 「メンタルヘルスチェックツール for SaaS(トライアル版)」は、ストレス調査票全57問の内容に沿って、社員個人が自身のストレス状態をチェックできる。ベースとしているストレス調査票「職業性ストレス簡易調査票(BJSQ)」は、現場で簡便に測定・評価でき、信頼性・妥当性の高いストレスチェックツールとして、多くの企業で使用されているという。

 企業は、社員が回答したセルフチェック結果を集計し、「職場の抱えるストレス状態」を分析できる。これにより、職場単位でのストレス分析やストレスチェックの進捗管理などが行える。ただし調査結果は、過去実施分も含めて回答者本人のみが閲覧可能で、社員の個人情報をサーバーに保持しない仕様となっており、個人情報の保護にも配慮されている。

 NECソフトでは、社内でもメンタルヘルスチェックツールを活用した実証実験を行っており、ストレスチェック→課題選定・施策立案→職場改善活動→ストレスチェックというサイクルを回し、継続的に実行可能なメンタルヘルス不調予防策の確立を目指しているという。

ストレスチェック画面
ストレス分析画面:全国平均比較

工藤 ひろえ