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富士通、企業向けデスクトップPC・PCワークステーション新製品~新たにラックマウント型ワークステーション

 富士通株式会社は、Windows 8.1などを搭載した企業向けパソコン11シリーズ15機種を10月8日より販売開始すると発表した。ここではデスクトップPCおよびPCワークステーション製品5機種をまとめてお伝えする。

新製品を加えた富士通の企業向けデスクトップPCラインアップ
新製品を加えた富士通の企業向けPCワークステーションラインアップ

デスクトップPC「ESPRIMO」ラインアップ拡充

 今回「ESPRIMO」には、3モデルがラインアップに追加された。いずれも10月中旬から提供を開始する。

 vProに対応した最上位モデル「ESPRIMO D753/H」は16万4700円から。多彩なカスタムメイドオプションを用意、24時間連続稼働への対応や、医療機器または医用電気システムを組み込めるヘルスケアモデルも選択できる「ESPRIMO D583/H」は、14万7200円から。省スペースな液晶一体型の「ESPRIMO K555/H」は21万6800円から。

液晶一体型の「ESPRIMO K555/H」
vPro対応の最上位モデル「ESPRIMO D753/H」

PCワークステーション「CELSIUS」のラインアップ拡充、ラックマウント型も

 PCワークステーションの「CELSIUS」には、XeonシリーズのCPUを搭載する4モデルをラインアップに追加。新機種は、赤をあしらった筐体デザインが採用された。

 新モデルはコンパクトモデルが1モデルと、ミニタワーが3モデルで、10月下旬より順次提供を開始する。価格は、コンパクトモデル「CELSIUS J530」が18万2700円から。

 ミニタワーは、設計などハイエンドを要求する用途向けで、デュアルCPU搭載、NVIDIA TeslaRK20を選択可能な「CELSIUS R930」が63万円から、3D CAD、3D CG制作、ソフトウェア開発などの用途を想定した「CELSIUS M730」が31万6000円から。普及モデルの「CELSIUS W530」が18万2700円から。

 OSは、J530とW530はWindows 8.1/Windows 7が選択可能。R930とM730はWindows 8/Windows 7から選択できる。R930とM730はWindows 8.1搭載ではない点に注意が必要だ。

新モデルも加えたPCワークステーションラインアップ
高性能をコンパクトな筐体に収めた「CELSIUS J530」

カスタマイズ対応を強化、XPのサポート終了に向けたサポートの拡充

 富士通では、従来の標準メニューの範囲でのカスタマイズ対応を、顧客企業ごとに個別の設計からキッティングまでの広範囲において柔軟に対応できるサービスへと拡大。顧客ごとにより柔軟な対応が可能になった。

 生命保険相互会社向けに開発した独自仕様タブレットや、コールセンタースタッフからの要望により開発したディスプレイアームを組み合わせた、フリーアドレス業務に最適な「スタイルフリーPC」など顧客の多様なニーズに応えて個別提供を行うとしている。

 また、富士通グループは、法人顧客向けにWindows XPのサポート終了に向け、情報収集から運用までをトータルでサポートする移行支援サービスや、Officeマクロ・VBA移行支援サービス、期間限定の無償簡易移行診断など幅広くサービスを用意。「Windows XPパソコンをご利用のお客様へ」と題したWebページを設置し、XPからの乗り換え需要で販売拡大を図る。

工藤 ひろえ