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サイボウズ、グループウェアの新版「サイボウズ Office 10」を10月に提供

サイボウズ Office 10のトップページ画面イメージ

 サイボウズ株式会社は26日、中小規模向けのグループウェア「サイボウズ Officeシリーズ」において、新版「サイボウズ Office 10」を10月10日より提供開始すると発表した。

 サイボウズ Officeは、スケジュールやWebメールの機能を中心に、掲示板、ワークフロー、ファイル管理、カスタムアプリなどさまざまな機能を利用できるグループウェア。今回の新版では、1997年に最初のサイボウズ製品である「サイボウズ Office 1」を発売して以来、ユーザーから寄せられた何万件もの要望を検討し、日本のビジネスワーカーに定番感・安心感を感じてもらえるような工夫を凝らしたという。

 例えば、ユーザーごとの未読を表示する通知機能の使い勝手を改善し、内容までを一覧で表示できるようにした。従来は、一件一件ページ遷移をして未読の内容を確認しなければならなかったが、ページ遷移をなくして一覧表示することで、素早く次の作業に入ることができる。

 Webメール機能では、Outlookライクな3ペインの画面を採用した。これによって、中央ペインの「一覧」でクリックしたメールの内容が、画面遷移せずに右ペインで表示できるようになる。また、HTMLメールにも対応した。

 このほか、サイボウズ Officeで提供する機能を個人ごとにオン・オフできるようになったため、例えば正社員にはすべての機能を利用させつつ、外部スタッフにはスケジュール機能のみを提供する、といった柔軟な使い方に対応する。

 なおサイボウズでは、サイボウズ Office 10のリリースに先駆け、8月26日より特設サイトを公開した。このサイトでは、歴代のサイボウズ Officeの振り返りや、新版のデモ、導入企業の事例動画、新機能の一部などを公開している。

石井 一志