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ニフティクラウド、インフラ環境の構築や設定を自動化する「Cloud Automation β」機能を提供

 ニフティ株式会社は4日、パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」において、インフラ環境の構築を自動化する「Cloud Automation β」を発表した。利用料金は無料で、同日21時の提供開始を予定している。また同時に、vCPU×8のサーバータイプ「wlarge」や、SSDを利用した追加ディスクなどの提供も新たに開始する。

 「Cloud Automation β」は、サーバー、ファイアウォール、ロードバランサーなどのインフラ環境の作成・削除や設定を、テキスト形式(JSON)のテンプレートを用いて、コントロールパネルから一括で行える機能。これにより、従来手動で行っていた作業を自動化できるほか、テンプレートを再利用すると、同じ構成や設定のインフラ環境を簡単に構築可能という。またニフティクラウドでは、よく利用される構成や設定のサンプルテンプレートを用意し、ユーザーの環境構築を支援するとのこと。

 当初はβ版として提供されるが、今後は正式版に向けて、環境構築の自動化だけでなく、システム運用を自動化する機能も提供する予定だ。

コントロールパネルのイメージ

 またこのほか、サーバーラインアップに、8コアのvCPUと最大64GBのメモリを搭載するハイスペックのサーバータイプ「wlarge」を追加したほか、追加ディスクにおいて、データベースの高速処理などを可能にする「フラッシュドライブ(SSD)」を利用できるようになっている。さらに、セキュアネットワークにおいてNATテーブルの設定とグローバルIPアドレスが可能になった。

(石井 一志)