ニュース

必要最低限の機能を盛り込んだMDMスタート版「CLOMO MDM Zero」

「スマートデバイス活用の最適な第一歩」として訴求

 株式会社アイキューブドシステムズ(以下、アイキューブド)は26日、スマートデバイス管理(MDM)サービスのスタート版「CLOMO MDM Zero」を発表した。価格を100デバイスで年額1万9800円(税別)と抑え、「スマートデバイス活用の最適な第一歩」として訴求する。

 CLOMO MDM Zeroは、企業でスマートデバイスを活用するのに最低限必要な機能を盛り込んだMDMスタート版。通常版のCLOMO MDMがインシデント対応以外に事前の予防・監視機能も利用できるのに対し、CLOMO MDM Zeroはインシデント対応に特化している。

 具体的にCLOMO MDMでは、組織・部署ごとのポリシー配布(例えば、あらかじめグループごとのポリシーを設定しておき、部署移動の際に新しい部署のポリシーを自動適用する)や、ネットワーク設定などの配布も可能だ。それに対し、CLOMO MDM Zeroでは、リモートロック・ワイプ、、パスコード解除、位置情報の取得、強制パスコードロック(Androidのみ)、デバイス情報取得コマンド、ユーザー・組織グルーピング機能、ログ閲覧機能といった機能のみ提供される。

 同社では「スマートデバイスの法人活用においては、“すぐに始められること”と“将来の要件変化に柔軟なこと”を両立する“最適なスモールスタート”が重要なキーファクターであり、スモールスタート時点の運用・セキュリティ環境の整備には、(1)紛失・盗難時の情報漏えいリスクを回避できること、(2)マルチデバイス/マルチキャリア対応であること、(3)導入しやすい価格・体系であること、(4)容易な設定・操作であること、(5)さらに高度な要件・BYODへの本格対応など、今後の拡張性を備えていること、という5つの要件を満たす製品が新たに必要だと考えた」とCLOMO MDM Zeroのコンセプトを説明している。

 また、4500社以上に導入されたCLOMO MDMの設計思想を引き継いでいるため、シンプルな操作性を備えているとするほか、必要に応じてCLOMO MDMへの移行も容易に行えるとしている。

 価格は、CLOMO MDMが年額3600円(税別)/1デバイスなのに対し、CLOMO MDM Zeroは年額1万9800円(同)/100デバイス。

(川島 弘之)