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モバイルアプリシリーズ「CLOMO SECURED APPs」にデータ連携機能

メールやブラウザ間などで安全にデータ・機能を連携

 株式会社アイキューブドシステムズは11日、リモート管理機能を備えたモバイルアプリシリーズ「CLOMO SECURED APPs」に、アプリ間のデータと機能を安全につなぐ「Enterprise AppBus」機能を追加した。

 CLOMO SECURED APPsは、スマートデバイス向けの「ブラウザ」「ファイル共有」「メーラー」「共有アドレス帳」「カレンダー」アプリで構成される製品。リモート管理機能を備え、端末のプライベート領域に触れずにCLOMO SECURED APPsの業務情報のみを管理対象とするため、会社支給端末だけでなく、BYODにも利用しやすい製品となっている。

 今回、データ保護機能を維持しながらそれぞれのアプリ間でデータと機能を連携させる新機能を追加した。例えば、「取引先からのメールに添付された資料を一般アプリへのコピーを禁止しつつ、共有ファイルアプリに保存して閲覧する」、「カレンダーに入力されたURL情報をSafariへのコピーを禁止しつつ、安全なブラウザへ連携して閲覧する」、「連絡先情報のほかのサードパーティアプリへの連携を禁止しつつ、許可したメーラーにのみ連携し、メール発信を行う」といった利用が可能となる。

 価格は、管理パネル「CLOMO SECURED APPs MANAGER」が初期費用2万円(税別)、年間利用量が2万4000円(同)/1環境、ブラウザ「CLOMO SecuredBrowser」が年額2880円(同)/1アプリ、ファイル共有「CLOMO SecuredDocs」が年額3600円(同)/1アプリ、メーラー「CLOMO SecuredMailer」が年額4320円(同)/1アプリ、カレンダー「CLOMO SecuredCalendar」が年額2880円/1アプリ、共有アドレス「CLOMO SecuredContacts」が年額2880円(同)/1アプリ。

 対応端末は、iOS 5.0.0~6.1.x、Android 4.0.x以上。管理パネルは、Google Chrome 16、Firefox 9.0.1、Safari 5.1.2で利用できる。

 今後は、CLOMO SECURED APPsシリーズ内の連携にとどまらず、社内アプリや他社製アプリとのデータ相互利用や機能連携も実現する方針。

(川島 弘之)