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「CLOMO MDM」、国内で初めて「Kindle Fire」シリーズの管理に対応

 株式会社アイキューブドシステムズは18日、デバイス管理サービス「CLOMO MDM」が国内で初めて「Amazon Kindle Fire」シリーズの管理に対応したと発表した。CLOMO MDMのオプションのような形で「CLOMO MDM Advance for Kindle」を11月1日より提供する。

 CLOMO MDMでは9月19日に「国内最速で」(同社)iOS 7をサポートし、10月3日に法人・教育機関向け「Volume Purchase Program(VPP)」(App Store で提供中の有償アプリを一括購入できるプログラム)に対応したが、続いてAmazon Kindle Fireをサポートする。

 アイキューブドシステムズは、Kindle Fire前シリーズや「Fire OS 3.1」が搭載される「Kindle Fire HDX」、新Kindle Fire HDに搭載される高度なMDM機構を利用して、Kindleに対応したMDMサービスの開発を行ってきた。

 今回、Kindle Fireシリーズのデバイス管理運用を実現し、さらに今後、Fire OS 3.1が提供するAmazon独自のAPI機構に対応することで、Fire OSのベースであるAndroid OSの提供する仕様よりも高度な管理・運用環境や、「CLOMO SECURED APPs」などCLOMOシリーズがKindle Fireシリーズに最適化されることで、MAM・MCM機能も高度に実現する予定という。

 主要な機能としては、「ADM(Amazon Device Messaging)」を利用した端末へのプッシュ通知、サードパーティアプリのインストール制限、位置情報サービス制限、USB/ADBデバッグ制限、デバイス登録解除制限、ソーシャルネットワーク(Facebook/Twitter)制限、ファクトリーリセット制限、ユーザープロファイル追加制限などを提供する。

 CLOMO MDMの価格は、月額300円(税別)/デバイス、年額3600円(同)/デバイス。Kindle Fireシリーズ向けの機能を利用するために、別途、月額100円(同)/デバイス、年額1200円(同)/デバイスが必要となる。

川島 弘之