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住友電工情報システム、SaaS型Web購買システム「楽々ProcurementIIクラウド」

 住友電工情報システム株式会社は11日、クラウド版Web購買システム「楽々ProcurementIIクラウド」を販売開始すると発表した。パッケージソフトである「楽々ProcurementII」をベースに、SaaSとして提供する。

 「楽々ProcurementII」は、多様な購買品目・発注形態への対応を可能としたWeb購買システム。「楽々ProcurementIIクラウド」は、これをベースとし、企業内での購買業務と運用保守サービスを合わせた月額利用型のクラウドサービスとして提供するもので、ユーザー企業の業務効率の改善とシステム運用管理の負荷軽減を支援するという。

 サービスは社内の購買部門を中心に依頼部門や検収部門などを幅広くカバーするほか、すべての取引先が同じシステムを利用可能。また、ユーザー企業ごとの完全分離型環境を提供されるので、共用型で提供されているほかのサービスよりも高いセキュリティを保てるとした。また、カスタマイズについても対応する。

 品目は、原材料や部品などの直接材だけでなく、事務用品や汎用工具・消耗品などの間接材まで多様な購入品目に対応。直接材、間接材を一元管理することにより、購買プロセスの見える化、購買業務統制を実現できるという。また依頼部門や購買部門でも、システムの一元化により業務を単純化可能なことから、業務効率の向上に役立つとした。

 さらに、事前見積もり、相見積もり、分割納入、契約検収など、日本の商習慣に合った柔軟な購買業務をサポートし、さまざまな購買業務フローにも対応しているので、各企業の購買ルールに合った運用を実現するとのこと。

 課金体系は、発注件数による定額料金を採用しており、利用ユーザーに制限はない。例えば発注件数が月1000件までの場合は、月額23万円(税別)からとなる。また、初期費用などは別途見積もり。

(石井 一志)