海外調達機能を強化したWeb購買システム「楽々ProcurementII Ver.6.0」

　住友電工情報システム株式会社（住電情報）は3日、Web購買システムの新版「楽々ProcurementII Ver.6.0」を販売開始すると発表した。

　「楽々ProcurementII」は、さまざまな購買品目・発注形態へ対応可能なWeb購買システム。短期間で構築可能なシステムの柔軟性や、豊富な業務機能を備えるほか、購買申請から検収に至る業務ルールやサプライヤー選定基準を明確化できる点、推奨品購買の推進・管理外購買の低減により、実効力のある購買統制がかけられる点などが評価されているという。

　新版では、海外取引先向けの帳票出力や、各種通知メール・画面の多言語化など、企業の海外調達に対応する機能を拡張した。これまでも、見積もり、発注、検収業務については外貨に対応していたが、単価契約品についても外貨による登録が可能になったという。また、取引先により見積もり依頼書、注文書が英語版・中国語版で出力される機能を搭載。項目としても、国内版と異なり、受け渡し条件や輸送条件が追加された。

　さらに入荷検収時には、InvoiceNo.などの入力を可能とし、諸掛かり費用等の支払いは従来機能の「その他検収機能（検収のみ入力可能）」を利用できる。加えて、画面や通知メッセージが、ユーザーの言語区分により日/英/中の各言語に切り替えられるようになった

　このほか、見積もり依頼の一括登録機能や、見積もりからの一括発注機能を追加し、これまで一案件ごとに行っていた作業を一括して行えるようにしている。

　動作環境は、OSがLinux/Windows/UNIX、アプリケーションサーバーがTomcat/WebSphere、データベースがOracle/PostgreSQL/DB2で、クライアント側はInternet ExplorerあるいはFirefoxのWebブラウザから利用する。