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日立、ハイエンド機種と同一のOSを搭載したミッドレンジディスクアレイ5製品

 株式会社日立製作所(以下、日立)は、ディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform(VSP)」において、ミッドレンジモデル「VSP G800」「同 G600」「同 G400」「同 G200」「同 G100」を、ワールドワイドで順次販売開始すると発表した。

VSP G800

 今回発表したミッドレンジモデルは、2014年4月に販売開始したハイエンド向けディスクアレイシステム「VSP G1000」と同じストレージOS「Hitachi Storage Virtualization Operating System(SVOS)」を搭載し、VSP G1000で提供されている日立独自の仮想化機能などを利用できるようにした製品。ハイエンドクラスの高い拡張性や運用性を中小規模システムにも適用可能にしているほか、ハイエンド製品と同じOSを採用することで、運用や管理方法を変更することなく、容易に上位機種へアップグレードが可能になる点もメリットという。

 仮想化機能は、機種の異なる複数のストレージに格納されているデータを、同一のストレージに格納されているかのように仮想的に見せる「Hitachi Universal Volume Manager」と、複数の「VSPファミリ」のストレージを仮想的に1台のストレージに見せる「global storage virtualization」が利用できる。

 また、データのアクセス頻度に応じてフラッシュストレージを効率的に利用できるようにする新技術「active flash」を搭載。アクセスが集中しているデータを、高速なデータアクセスが可能なSSD、フラッシュモジュール「Hitachi Accelerated Flash」などへ即座に移動でき、データのアクセス頻度に応じて自動的に最適配置するため、詳細なシステム設計の必要なく、データ量の増加にあわせてフラッシュメモリを容易に追加できる。

 価格例(税別)は、16Gbps FC×4ポート、32GBキャッシュ、システム物理容量が約864GBの「VSP G100」が165万6000円から。16Gbps FC×4ポート、64GBキャッシュ、システム物理容量が約864GBの「VSP G800」では2429万4000円からとなる。